生活

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ぼくの証が明るいものではないと知っても

笑いたくないのに笑ってしまう。 どうしてここに来てしまったのだろうか。 同窓会なんて、これまで一度も参加しなかったのに。 自然と背中は丸まり、静かに呼吸を繰り返す。 「変わってないね」なんて褒め言葉じ...
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ニベアの匂いがする方に

バイト先の休憩室。 どこからか嗅ぎ覚えのある匂いが漂ってきた。視線を揺らすと、君が小さなバッグを膝の上に置いたまま手になにか持っていた。 ごめん、匂った? 君は手をこすり合わせながら言う。 う...
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虫も殺せぬやさしい君。

君は虫が苦手だ。 どんなに小さな虫だって。 蚊すらやっつけられない。 君の腕に蚊が止まったとしても、君は蚊をやっつけられない。腕を振り回したり、息を吹きかけたりするのが精一杯。 それで蚊が逃げなければ、君はた...
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さみしい夜に思うこと。

夜はさみしいから家に来てよ。君の言葉をどこまで信じればいいのか。夜がさみしいのは僕も同じ。でもきっと理由は違うのだろう。いくらかの光と音があれば、さみしい夜が少しは紛れるのかもしれない。
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雨が好きになる方法を考えてみた。

雨降りは憂鬱。明日は雨降りだと知ったときも。なんだかいつも以上に人も町も暗くて…。なので、雨降りでも気分が上がる方法を考えてみた。今日より明るい世界を作ってみませんか?
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