「部屋の雰囲気を変えたい」「床やフローリングの劣化が目立ってきた」と感じている方におすすめなのが、床のDIY。インテリアを買い替えたり配置換えをしたりしなくても、部屋の印象を大きく変えられるのがメリットです。
そこで今回は、ひとり暮らしにおすすめの床材をご紹介します。賃貸でも原状回復を気にせず手軽に雰囲気を変えられる床材をピックアップしたので、自分にぴったりなモノを見つけてみてください。
DIY床材を使うメリット
DIYで床材を設置すれば、部屋の印象を大きく変えるだけでなく、フローリングや畳といった床が傷付いたり汚れたりするのを予防できるのがメリット。すでに付着してしまった傷や汚れを隠すこともできるため、快適に過ごしやすい空間を実現します。
また、床や壁は、部屋のベースとなる場所。壁を塗り替えるのは手間も費用も掛かってしまいますが、DIY床材なら置くだけだったり業者に依頼するよりコストを抑えられたりするため、手軽に好みの雰囲気に変えられます。
床や壁に合わせてインテリアを選べば、統一感のある部屋を作りやすいのがポイントです。逆にいえば、今あるインテリアに合ったデザインの床材を選ぶことで、新しい雰囲気の部屋作りが可能。インテリアを買い替えるより簡単リーズナブルに、リフォームできるのも魅力です。
ひとり暮らしにぴったりなDIY床材
クッション性が高くて柔らかい「クッションフロア」
クッションフロアとは、クッション性を備えたシート状床材のことです。塩化ビニールを採用したモデルが多く、柔らかくて衝撃吸収性に優れています。遮音効果も発揮しやすいため、階下へ配慮したい場合にも便利です。
クッションフロアのメリット
- デザインのバリエーションが豊富なため、お気に入りを見つけやすい
- はさみやカッターなどでカットできて施工が簡単
- 価格を抑えやすいため、コスパ重視の方におすすめ
クッションフロアのデメリット
- 傷や凹みに弱く、跡が残りやすい
- 時間が経つと浮いたり剥がれたりする
- 仕上がりが安っぽく見える場合がある
敷くだけで新しいフローリングに変身する「ウッドカーペット」
ウッドカーペットは、木やコルクといった材質を使ったカーペットです。敷くだけで設置が完了するため、手軽に部屋をフローリング調に変えられます。色や素材感のバリエーションも広く、和室をフローリング調にしたり劣化が目立つフローリングを隠したりできて便利です。
ウッドカーペットのメリット
- 業者に依頼するよりも、コストを抑えながらフローリング調の部屋が完成する
- 床が傷付いたり汚れたりするのを予防できるため、原状回復に役立つ
- 和室もフローリング調の部屋に模様替えできる
ウッドカーペットのデメリット
- サイズが大きいため、敷く際は家具やインテリアなどを移動させる必要がある
- 床や畳が密閉されてカビが発生する恐れがあるので、定期的なお手入れや換気が必要
- 引っ越しなどで不要になった際、処分に手間がかかりやすい
タイルのように1枚ずつ敷き詰められる「タイルカーペット」
タイルカーペットとは、1枚あたり40~50cm程度のパネル状カーペットのこと。1枚ずつ敷き詰めるため、間取りや用途に合わせやすいのがメリットです。裏面に吸着加工を施したモノなら、接着剤が不要。貼り直しもしやすいので、DIY初心者でも扱いやすいのが魅力です。
タイルカーペットのメリット
- 1枚ずつ貼ってカット可能なモノが多いため、角や隅まできれいに設置しやすい
- メンテナンスが楽で、衛生的に保ちやすい
- 防音・消臭・制電など、高機能モデルが幅広くラインナップされている
タイルカーペットのデメリット
- ふかふかのカーペットなどに慣れている方は、硬く感じるケースがある
- 通気性が低いので、湿気対策が必要
- アイテムによっては、対応できる床材が限られる
床面や足腰に優しい「ジョイントマット」
ジョイントマットは、四角形のマットをパズルのように組み合わせるのが特徴。クッション性に優れているため、家具の下に敷くと床面を効果的に保護します。また、足腰への負担を軽減できるうえ、足音などの生活音を抑えるのにも役立つのが魅力です。
ジョイントマットのメリット
- 着脱が簡単に行えるため、ピンポイントで取り換えられる
- リーズナブルなアイテムが多いので、広範囲に敷いてもコストを抑えられる
- 水や汚れに強くてお手入れしやすいため、衛生的に保ちやすい
ジョイントマットのデメリット
- 価格を抑えやすい一方、デザインによっては安っぽく仕上がる恐れがある
- 長時間重たいモノをのせていると潰れたり跡が残ったりする
- 厚みがあるため、敷いていない部分との境目に段差が発生する
好みや気分に合わせて手軽に模様替えできる「カーペット・ラグ」
カーペットもラグも絨毯の一種。大きさが3畳以上のモノをカーペット、3畳未満のモノをラグと呼ぶ傾向があります。製品やメーカーによって呼び方が異なって明確な違いはありませんが、デザイン・形状・サイズのバリエーションが豊富でニーズに合わせやすいのが魅力です。
カーペット・ラグのメリット
- 全面に敷き詰めなくても、部屋のアクセントとして活躍する
- バリエーションが豊富なので、季節や気分に応じて手軽に模様替えできる
- 設置や取り外しが簡単なため、お手入れしやすい
カーペット・ラグのデメリット
- 毛足が長いモノはお手入れに手間がかかる
- 汚れ・髪の毛・ホコリなども付着しやすいため、不潔に感じるケースがある
- 厚手タイプは、躓きやすかったり段差が気になったりする
賃貸OK!ひとり暮らしにおすすめのDIY床材5選
ここからは、ひとり暮らしにおすすめのDIY床材をご紹介します。タイプ別にピックアップしたので、使い勝手やデザインなどを比べながらお気に入りを見つけてみてください。
【クッションフロア】サンゲツ H FLOOR
凹凸のエンボス加工を施して、リアルな木目や石目をあしらったクッションフロアです。デザインのバリエーションが豊富なので、好みやインテリアに合わせやすいのがポイント。オーダーやカットが可能なため、角や隅まできれいに仕上げられます。
フローリングと比べてクッション性があるので、足腰に優しくて遮音効果も発揮。傷や汚れにも強いため、衛生的に保てます。機能的ながらリーズナブルな価格なので、コスパよくリフォームしたい方におすすめです。
【ウッドカーペット】ELEMENTS GA-60シリーズ フローリングカーペット
ヴィンテージ感のあるデザインがおしゃれなウッドカーペットです。表面には、リアルな木目をあしらったプリント化粧板を採用。見た目だけでなく、触り心地も本物のフローリングのような仕上がりです。
裏面には不織布を使っており、床面を保護。接着剤などが不要で、敷くだけで施工できるのがポイントです。サイズやカラーのバリエーションが豊富。板目に沿ってカット可能なため、柱や家具があってもきれいに敷き詰められます。
【タイルカーペット】東リ タイルカーペット アタック350 リップルパレット
吸着式のため置くだけで施工できるタイルカーペットです。フローリングなどにピタッと吸着するので、掃除機をかけても横ズレを予防。何度も貼り直しできて跡が残らないため、DIY初心者でも使いやすいのがおすすめポイントです。
遮音効果が高いので、階下や近隣に響く生活音を緩和できて便利。汚れや水に強いため、お手入れも簡単です。デザインのバリエーションが豊富なので、色や柄を組み合わせてアレンジを楽しめます。
【ジョイントマット】KAGUWORLD ジョイントマット 畳調
和モダンな空間を作るのにぴったりな、畳調のデザインをあしらったジョイントマットです。ピンポイントで敷き詰めれば、部屋にアクセントをプラスできるのもポイント。1辺が55.5cmの大判サイズなので、少ない枚数で広い面積をカバーできて便利です。
カット可能でサイドパーツが付属しているため、角や端まできれいに敷きやすいのがメリット。厚みもあるので、音や寒さを軽減するのに役立ちます。
【カーペット・ラグ】IKEHIKO ラグ カーペット バルカン
和室にも洋室にも合うカーペットです。素材にポリプロピレンを採用しており、細いパイプ状に織り込んでいるのが特徴。和風でレトロ感がありながら、モダンでおしゃれな空間を演出するのが魅力です。
アウトドアでも使えるほど、丈夫で傷が付きにくいのが特徴。水や汚れを弾く撥水タイプで、丸洗いもできるので衛生的に使えます。サイズやカラーのバリエーションが豊富なため、ニーズに合わせて選びやすいのがおすすめポイントです。
まとめ
賃貸のひとり暮らしでも、手軽に部屋の印象を大きく変えられる「DIY床材」。インテリアを新たに揃えるより、コスパよく模様替えしやすいのがメリットです。床の保護や生活環境の向上にも役立つため、おしゃれで機能的なプライベート空間を作りましょう。
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